考える力、動く力

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

参考書はとことん選ぶべし

生徒に話を聞くと、
「参考書なんてどれも同じ。大事なのは本人のやる気!!」
と考えている人も多いようだ。
というのも、学校等でそのように教えている教師が多いらしい。

それはそれで確かに一理あるのだが、
我々は、生徒には
「参考書や問題集は、自分が間違いなく良いと思うものを選べ」と言っている。
一番良いのは、自分で本屋に行って、
参考書・問題集コーナーで納得がいくまで吟味することである。


なぜこのように言うのかというと、
もちろん良書を利用したほうが勉強効率が良いという理由もあるが、
一番の目的は、本のせいにできなくするということである。

良いのか悪いのかわからないような参考書を使って勉強していると、
それでテストの点数が上がらなかったときに
「やっぱりあの参考書が悪かったんだ!」という言い訳ができてしまう。
これをやっているうちは、
学習方法における問題点に自分で気付くことがなかなかできない。

「点数が悪かったら自分の責任」と思える状態まで
ある意味で自分を追い込んでしまうことも大事なのである。


もちろん、参考書や問題集を自分で選べる人ばかりではない。
どれが良くてどれが悪いのか、全く見当がつかないという人もいるだろう。
その場合は、信頼できる先生や友人に選んでもらうといい。
そして一度これと決めたら、
あとはその本とそれを選んでくれた人を信じきること。


我々も、生徒に参考書を選んでやるときは、
「間違いなくこの本が良いんだ」ということを強調してやるようにしている。
そして生徒の迷いをなくし、あとは自分の力次第だと思えるにしてやる。

「大事なのは本人のやる気!!」というのも、
この段階に至ってこそ意味をもつのである。

スポンサーサイト

初頭効果と親近効果

初頭効果と親近効果。

心理学の世界では、もう使い古されている理論だが、
勉強をする際にはぜひとも知っておいてほしい話なので
説明しておく。


受験勉強をする際には、
いくつもの項目をまとめて暗記することも多いと思う。

例えば英単語。


実際に、以下の12個の英単語の意味を覚えようとしてみてほしい。


swear  ののしる
stroll  散歩する
abash  まごつく
mercy  慈悲
infinite  無限の
patriot  愛国者
orphan  孤児
hostage  人質
gadget  機器
budget  予算
remedy  治療
rusty  さびた



それでは↓で、どれだけ覚えているかテスト。







swear  
stroll 
abash 
mercy 
infinite 
patriot 
orphan 
hostage
gadget
budget
remedy
rusty 




いかがだろうか。


もとから知っていた単語がどれだけあるかにもよるが、
多くの場合、最初のほうの単語(swear, stroll, abash)と
最後のほうの単語(budget, remedy, rusty)はよく覚えられて、
真ん中あたりの単語の意味は覚えられない。


この、はじめのほうに出てきたものが覚えやすいことを
「初頭効果」(primacy effect)と呼び、
最後のほうに出てきたものが覚えやすいことを
「親近効果」(recency effect)と呼ぶ。


勉強においてこのことが重要であるのは、
あるものを暗記しようとするときに、いつも同じ順番で勉強していると
最初のほうと最後のほうしか覚えられてなかったりするということだ。

何か暗記をするときには、できるだけ順番はランダムにしたほうがよい。
また、友達と問題を出し合って確認するときには、
真ん中あたりを重点的に攻めてやるとよいだろう。

受験勉強を友達と共有

受験勉強は自分との闘いだとよくいわれる。
甘い誘惑につられそうになる自分に勝ち、
怠惰心に勝ち、
投げ出したくなる気持ちに勝ち、
最後まで頑張れたものが受験に勝つということである。

とはいえ、孤独な闘いは楽なものではない。
どうせなら仲間と、互いに励まし合い、監視し合い、
檄を飛ばし合ってやったほうが絶対に効率が上がるし、
精神的にもずいぶん楽になるはずだ。


check*padという便利な無料ツールがある。

これは、もともとビジネスマン向けのツールで、
やるべきタスクのリストをオンラインで作成することができ、
しかもそのリストを友達と共有できるというものだ。


これを活用しない手はない。


「今日はこれだけやるぞ」っていう
勉強計画のリストを一日のはじめに作って、友達と見せ合う。
(リストは携帯からも見ることができる。)

そして、終わったタスクにはチェックを入れることができるので、
友達の勉強の進行状況がリアルタイムで把握できるし、
逆に自分の進行状況も友達にばれてしまう。


2人よりも3人、3人よりも4人以上で監視し合うと、より盛り上がるだろう。

頑張れば頑張った分だけ、周りにその頑張りが認めてもらえるし、
全然勉強していないと、それも友達にばれてしまうから、
適度に緊張感をもって勉強に励むことができるだろう。


ぜひ、無料で利用できるうちに利用してみていただきたい。





 参考

check*pad


忘れてしまいたい体験と一緒に覚える

今回は、勉強で重要な内容をしっかり覚えるための工夫をひとつ。


人というのは、意識的に覚えておこうと思っても
忘れてしまうこともあるが、
意識的に忘れようとするものほど忘れられないものだ。
実に不合理な生き物だ。

しかし、これを逆手にとって利用すれば、
忘れてしまいたい体験と一緒に、
その体験に関連した内容も覚えていられるのである。


例えば、恥をかいた出来事。
授業中に先生にあてられたが答えられず、恥をかいた問題が
その後記憶に残って忘れなくなったという経験はないだろうか。

これを応用するわけである。

とはいえ、問題ひとつ覚えるためにいちいち恥をかくというのも
青春時代には避けたいものである。

そこで、恥をかくかわりに、つらい思いや、緊張といったものを利用する。

例えば、恐くて普段は避けている教師に、あえて質問しにいってみる。
そのときのドキドキや恐怖によって、
質問した内容が記憶に強く残ることだろう。


また、友達や親と
「次のテストで○○点以下だったら××する」というような
勝負や賭けをすることがあると思うが、
その場合も、テストの点数を基準にするより、
「○○の分野の問題で間違ったら××する」というように、
問題の内容を決めて勝負するほうがいい。

「図形の証明問題で間違ったら坊主にする」
「漢字が全問正解だったらディズニーランド」
といった具合だ。
そうすれば、正解できなくて悔しい思いをしたときに
その問題が決して忘れられなくなるはずである。


暗記のためにあまりに嫌な体験ばかりして
勉強自体が大嫌いになってしまったりせぬよう、
ほどほどにお試しいただきたい。

試験時のど忘れと気分状態依存効果

認知心理学の領域で、
ある気分状態のときに記憶した情報は、
同じ気分状態のときに思い出しやすくなるという話がある。

つまり、楽しい気分で体験した思い出は、
楽しい気分のときほど思い出しやすいということである。

これを、気分状態依存効果という。


このことを勉強に当てはめて考えると、
学習時の気分状態と、試験時の気分状態は
同じであったほうがいいということになる。

試験のときに、勉強したはずの内容が思い出せないという経験は
誰にでもあると思うが、
この気分状態という側面から考えると、
試験時は学習時よりも緊張しているはずである。
受験など大事な試験であればあるほど、である。

この気分状態のギャップをうめるためには、
普段の学習時から緊張しておくか、試験時の緊張を軽減するかしかない。

学習時から緊張感を保つためには、
学習する環境を頻繁に変えてみるといい。
図書館、ファミレス、放課後の教室など、場所を変えてみたり、
あるいは一緒に勉強する人を変えるというのもいいだろう。
また緊張感を保つためには、
常に時間を計りながら勉強するのも効果的である。

試験時の緊張を減らすためには、試験に慣れることだ。
そのために、受験前には、模試などを多く経験しておきたい。


いつも勉強したはずなのに試験本番で思い出せず
悔しい思いをしている人には特に試してみてもらいたい。

コミュニケーション能力について考えてみる

就職活動をしていたときに聞いた話であるが、
今企業が新卒の学生に求めているものの第一位は、
コミュニケーション能力だという。


では、「コミュニケーション能力」って
いったいどういうことなのか。
学生のうちに身につけておくべき
コミュニケーション能力について考えてみたい。




「コミュニケーション能力のある人」になるために、
大事なのは、大きく分けると二つだと思う。
「聴く力」と「コミュニケーション意欲」である。




まずは「聴く力」について。


極端だが、「コミュニケーションとは人の話を聴くことだ」
と言いきる人もいる。
それくらい、人の話を聴くというのは大事なことであり、
かつ、難しいことなのである。


優秀なキャバクラ嬢は、7割は客の話を聴き、
自分のことを話すのは3割だという話を聞いたことがある。
客を楽しませるためには
面白い話をする必要があると思ってしまいがちだが、
実際はそうではない。
人は自分の話をしているときのほうが楽しいものなのだ。
それでいて、客のほうは
「いつもこっちがお店の女の子を楽しませてやっている」と
思っているというから面白いものだ。




そして「コミュニケーション意欲」である。


「意欲」は「能力」ではないじゃないかと
思うかもしれないが、
結局「コミュニケーション能力のある人」とは、
コミュニケーションを楽しめる人のことなのだと思う。


また、コミュニケーションを楽しめる人は
人とコミュニケーションをとる機会も増えるから、
自然と人と話すのが上手くなる。
良い循環になるのである。


学生のうちというのは
気のおけない仲間と一緒にいるのが楽しい時期だったりするのだが、
狭いところで鎖国しようとせずに、
いろんな人と交わってほしいものだ。




最近、「引きこもり」や「ネット依存」の問題との関連で、
若者が対人コミュニケーションをとれなくなってきているという話は
よく耳にする。


しかし、「出会い系」や、
mixiなどのSNSの盛行ぶりからもわかるように
人は本来コミュニケーションを欲する生き物なのである。


ただ現代人は、器用な文明を手に入れてしまった代償として、
不器用に生きることを余儀なくされてしまったのかもしれない。







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。